顔認証はなくなる!?耳内部の形で個人を特定できる技術が登場!【Apple最新】

テクノロジー

こんにちは、ぴよりんです。

最新Airpodsに耳内部の形でユーザー認証する技術が付与されるかもしれません。
生体認証技術のおさらいと、最新の生体認証事情を簡単に紹介します。

EAR CANAL “外耳道” と呼ばれる部分の形状から生体認証できる特許をAppleが取得しました。

外耳道の壁に反射した超音波信号を利用して個人を特定することができるそうです。生体認証のこれからの形になると期待されています。

Wikipediaより引用 https://en.wikipedia.org/wiki/Ear_canal

これまでのワイヤレスヘッドホンは、通常誰でも使用することができる一方で、「HEY, Siri」と呼びかけることで誰でもスマートフォンにアクセスできてしまっていたため、セキュリティ上のリスクが問題視されていました。

今後のワイヤレスイヤフォンでは、耳の形状をもとにユーザーの身元を確認できるため、持ち主以外に使用されることがなり、Airpodsを通して電子決済を承認したり、送金を行ったりできるようになるかもしれません。

現在のiPhoneの顔認証はコロナ禍で不便で使いにくいものになっており、指紋認証の復活を望む声が高まっています。これからの生体認証では、指紋でも虹彩でもなく、耳の形が主流になる日も近いでしょう。

公開されているAppleの特許(出典:USPTO)出願日は2020年8月13日。https://pdfaiw.uspto.gov/.aiw?docid=20220030345

ここで生体認証をおさらい

虹彩技術は5年以上前から 発展途上国でも使用

生体認証技術とは?

生体認証で利用される認証情報には、「顔」「指紋」「静脈」「声紋」「虹彩」「掌紋」「サイン」「行動」など様々なものがあります。

例えば、虹彩認証はドラマや映画でもよくでてくるように高い認証精度を持つことが評価されています。この技術はコストが高いものの生体情報を盗まれにくいため、実は難民キャンプでも活用されています。(後述にて詳しく紹介)

他にもアマゾンが無人店舗に採用した掌紋認証、コールセンターやスマートスピーカー市場と親和性のある声紋認証、歩き方の特徴などで人を識別する「行動認証」なども登場しています。

難民キャンプでの生体認証活用事例

私が2017年にヨルダンのザータリ難民キャンプを訪れた時のことです。


ザータリキャンプは2012年7月29日に開設され、居住者が一時は20万人を超えていたとされています。2017年の訪問時のキャンプ内の難民数は約80,000人で、5.3k㎡(東京ドーム約112個分)の広さに、12もの地区があります。ヨルダン北部の砂漠に位置する世界最大のシリア難民キャンプで、世界でみても5番目に大きな難民キャンプでした。UNHCR Website参照https://www.unhcr.org/

広い難民キャンプ内にはスーパーマーケットもあり、

NGOから支給されたお金で食べ物を買うための虹彩認証がレジに備わっています。

難民キャンプでの虹彩認証の様子

平等な支援をとどけるために、難民キャンプに虹彩認証を設置できるほどまでに生体認証技術は広く浸透していたのです。それが約5年前のことです。

スマートフォンの生体認証って実は不便?

生体認証といえば、iPhoneのロック解除を思い浮かべる人も多くいるでしょう、

スマートフォンのようなデバイスは、セキュリティを確保しつつ利便性を高めることが求められており、指紋認証や顔認証などの生体認証技術をロック解除に採用しています。

そこから指紋認証のiPhoneを経て、いまでは顔認証が主流となっています。

先に述べたイヤフォンでの技術が導入されたら、決済やセキュリティの面では安心かもしれませんが、カップルや家族でイヤホンを貸し借りしている私からしたら、貸し借りができなくなって少し不便になるかもしれません。

(イヤホンの貸し借りするのって私だけ?)

コメント

タイトルとURLをコピーしました